日本で唯一リンゴ栽培を専門的に学ぶ「りんご科」のあった学校をリノベーションし、りんごで遊べる施設として青森県藤崎町が開業した「リンゴカ・ミュージアム」。開業を記念して2023年から「アップルクリエイティブアワード」を設け、リンゴカ・ミュージアムに展示する作品を募集しています。
2年目となる今年は、HELP展 In AOMORIと連携し、「HELP賞」を特別に設置。りんごの思い出や五感を通して気候変動と関連した作品も募集します。
受賞作品はリンゴカ・ミュージアムにて1年間展示されます。なお、HELP賞の設置には、HELP展の展示作品として制作された短編ドキュメンタリー映画「御渡り - MIWATARI」が気候変動の影響に関する国際映画祭CCCL(注)で今年2月に受賞した最高賞の賞金を活用。気候変動への取り組みを広げていく想いを繋いでいきます。
アップルクリエイティブアワード2024の「りんごを一番に届けたい想い」と、HELP展の「気候変動とアート」の二つのコンセプトに沿った作品を募集します。
「地球沸騰化」に伴う気候変動が進行する中、青森県ではりんごをはじめ、さまざまな場面でその影響が顕在化しています。気候変動について楽しく関心をもってもらい、身近な出来事として捉えてもらう作品をお待ちしています。(作品を通じて気候変動について行動を促すような動機づけがされていると尚可)。上記に加え、「独創性があるか」「技術表現力があるか」の3点をもとに総合的に審査します。
・チームで応募、個人応募どちらも可能です。 ・年齢制限はございません。 ・コンセプトに合わせた作品制作をお願いします。 ・プロダクト、工芸、絵、彫刻、詩、写真、映像等、形態に制限はございません。
メール、またはGoogleフォームからご応募いただけます。詳細は、アップルクリエイティブアワードの公式サイトをご確認ください。
2024 年 9 月 18 日(水)~2024 年 11 月 15 日(金) その他、詳細はアップルクリエイティブアワードの公式サイトをご確認ください。 公式サイト:https://ringoca-award.com/
「この度、アップルクリエイティブアワードは、HELP展とのコラボレーションを実施することとなりました。このコラボレーションには、『目に見えないものに目を向ける』という意図が込められています。私たちの世界には、目に見えないものが溢れています。その多くは普段意識しないことが多いですが、失って初めてその重要性やありがたさを実感することがあります。気候変動の影響もまた、目に見えづらく、その実態を把握するのは難しいこともあるでしょう。それでも、私たちはその影響を理解するために想像力を働かせ、身近なものを通して考えてみることが重要です。
例えば、青森県のりんごは、私たちの日常に深く根付いた愛される果物です。そのりんごを通じて、私たちはどのように世界を見つめ、考えるのでしょうか。ぜひHELP展および10月6日のトークイベントにもご来場ください。このコラボレーションが『目に見えないものに目を向ける』きっかけとなり、新たな気づきをもたらすことを心から楽しみにしています」(注)グリーンピース・ジャパン プレスリリース「諏訪湖の神事と気候変動描く映像作品『御渡り』 タイの国際映画祭でドキュメンタリー部門審査員大賞を受賞」(2024年2月18日発表)